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架空のペルソナも大事だけど実際のファンを直視したブランディング

架空のペルソナも大事だけど実際のファンを直視したブランディングのイメージ

包むデザインのデザイナーツツムです。
ブランディングやマーケティングにおいて、サービスなどを利用している典型的なユーザー像の設定して行くことが大切です。

昨今では架空のペルソナを細かく設定して、ブランディングやマーケティングに用いる事が多いです。

年齢、性別、住居、趣味嗜好、時間の使い方など…細かく人物の設定をして、設定した人物に使ってもらえるようなサービスにしていくイメージです。

包むデザインでは架空のペルソナはほとんどつくらずにサービスのファンを直視し、サービスの向上を目指しつつブランディングやマーケティングに役立つ手法を取ることが多いです。

ファンを直視してファンを増やしていく

前章で触れた通り、包むデザインではサービスを使ってファンになってくださった方が喜んで頂けるような施策を行っています。新しいお客さま層を開拓していくのではなくて、今のサービスを親しんで使っているファンの方々に属性が近い方に知って頂き、使って頂き、ファンになって頂くことを目指します。

【ファンを増やす方法その1】実際のファンをリストアップする

まずはサービスのファンのリストアップをしていきます。

いつもサービスを使ってくださっている方の顔を浮かべながら、、、年齢、性別、住居、趣味嗜好、時間の使い方などペルソナで設定していく項目と同じ項目もまとめて行きます。その際に「こういう所を喜んでいただけた」「提供側としてもこういう所がうれしかった」などよかったエピソードもまとめて行きます。

【ファンを増やす方法その2】ファンの方を属性でわける

次にまとめたファンの方リストを属性別に分けていきます。
この時サービスによって異なる事が多いですが、「こういう所を喜んでいただけた」「提供側としてもこういう所がうれしかった」などのエピソードの類似によって分けていくことがベストです。

例えば、接客に喜んでいただいた方、サービスの内容に満足頂いている方、提供側として嬉しいエピソードの類似など…

【ファンを増やす方法その3】ポジティブの強化とサービスの良さをあわせる

ファンを属性別に分けたあとは、そのファンの方々にどうしたら喜んで頂けるか?ということを考えていきます。その際に気をつけることは、サービスらしさを失わないことです。ファンに寄り添いすぎて、サービスの良さを失ってしまい結果としてファンからの信頼を失うこともあります。

例えば、ブランディングの一環でサービスのホームページをリニューアルするとします。その際にまずサービスの特徴やビジュアルアイデンティティなどを継承+ファンの思うサービスの良さを取り入れたデザイン+ファンの特性を加味したデザインのホームページを目指すとファンに喜んで頂きファンが増えるホームページになりやすいです。

ファンの思うサービスの良さとは、「こういう所を喜んでいただけた」「提供側としてもこういう所がうれしかった」などのエピソードのことです。またファンの特性とは、統計的に年齢、性別、住居、趣味嗜好、時間の使い方などのことです。

この時、考えることは実際にファンの方の顔を思い浮かべながらエピソードを思い出しつつ、「この人はこのデザインが好きだろう!」「こういうホームページだとこの人に伝わりやすいだろう!」に加えて統計上の性別や年齢などを加味して「こういうデザインが良いよね!」という感じでデザインを作っていきます。

重ねてになりますが、この時にサービスらしさも絶対に忘れないでください!「あの人はこういうデザイン好きだけど、サービスらしくないよね…サービスらしくするとこうかな?」という感じで考えるイメージです。

架空のペルソナと使い分けも大切

包むデザインでは、ファンを意識したデザインをご提案するため実際のファンを意識した手法を取ることが多いです。ただ、使い分けが大切です。架空のペルソナはファンを意識した手法に比べて新規顧客の獲得に向いている手法だと考えます。

このように適材適所で使い分けが大切です。

デザイナーツツム ツムイメージ

筆者

デザイナーツツム ツム

コラムをご拝読頂きありがとうございます。包むデザイン代表デザイナーのツツムです。

京都を拠点にロゴデザイン・Web制作・印刷物デザイン・パッケージデザインなどを行っています。

当コラムでは、デザイン事務所での日常などを書いていきます。

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