WordPressでホームページ制作の手順
WordPressでホームページ制作を依頼する場合はホームページの運用や更新がやりやすい反面でhtml、CSS、場合によってJavaScriptのみでつくられているサイトより制作期間が長く、制作費用もかかります。
一体なぜ、そんなに時間とコストがかかるのか?
実際にWordPressでホームページ制作をする手順を見ていきます。
ホームページのボリューム
実際にWordPressでホームページ制作の手順を見ていく前に基準となるホームページを設定させていただきます。
ボリューム
・トップページ+コンテンツ(下層)ページ7ページ
・WordPressで編集できる箇所は投稿2つ
・メールフォーム付き
準備と企画(工数:2週間〜1ヶ月程度)
WordPressだけという事ではありませんが、ホームページ制作では準備や企画がとても重要です。
・なぜホームページが必要なのか?
・どのようなホームページが必要なのか?
・ホームページに期待する中期・長期の目標は?
・本当にWordPressが必要なのか?
・WordPressでどこを更新するのか?
ヒアリングを行い、リニューアルの場合はアクセス解析ツールのデータなどを見ながらホームページの企画を行います。
ラフ案とライティング(工数:1ヶ月程度)
ヒアリングや企画を元にホームページのラフ案を制作します。
ラフ案でどんなイメージの写真が入ったり、どんな文章が入るかなど詰めていきます。
ラフ案が出来上がったらお客さまから文章をご提出いただき、必要な場合にはプロによるライティングを行います。
撮影と素材集め(工数:2週間〜1ヶ月程度)
ホームページに必要なロゴ・写真などを集めていきます。
必要な場合は、プロのカメラマンに依頼して撮影を行ったり、ロゴを別途制作する場合もあります。
ホームページの仕様確認(工数:1週間程度)
WordPressでホームページをつくる際にどこが更新できるのか?
どのように更新を行うのか?などを決めます。
もちろん、企画時にも簡単な仕様確認を行いますがここではラフ案を実際に見ながら使用の確認を細部まで行います。
デザイン制作(工数:1ヶ月程度)
ラフ案・文章・写真やロゴなどの素材が揃ったらホームページのデザインを行います。
ヒアリングや企画を元に色味・配置・余白・フォントなどを決めていきホームページ全体のイメージをつくりあげてからホームページ全ページのデザインの制作を行います。
プログラムの設計(工数:1週間程度)
ホームページの仕様とデザインを照らし合わせてどのようにWordPressなどのプログラムを動かすか設計を行います。
コーディング(工数:1ヶ月程度)
デザインとプログラムの設計を元にコーディングを行います。
コーディングとはhtml・css・JavaScriptなどを使って、パソコン・タブレット・スマートフォンでも実際にホームページとして動く形につくりあげます。
ただの画像だったデザインが、写真がスライドしたり、ボタンにマウスを当てると動いたりなど動きが加わります。ホームページに命が吹きこまれるイメージです。
ホームページのWordPress化とテスト(工数:1ヶ月程度)
コーディングでデザインに命が吹き込まれたホームページを今度は実際に更新ができる形にしていきます。WordPressは主にPHPというプログラムで動いており、htmlをPHPに組み直したり投稿のプログラムを書いたり、メールフォームをつくるなどします。
その後、実際にキチンと納品できる形で動くかテストが行われます。
公開
お客さまに最終チェックをしていただきまして修正点など問題がなければ公開を行います。
まとめ
いかがでしたでしょう。
実際に見つめていくとかなり時間がかかることがわかります。
実際には同時並行で作業が進む場合もありますので、3ヶ月程度でWordPressでのホームページをつくることができます。
書いた人
デザイナーツツム ツム
コラムをご拝読頂きありがとうございます。包むデザイン代表デザイナーのツツム ツムです。
京都を拠点にブランディングやマーケティングを重視したロゴデザイン・Web制作・印刷物デザイン・パッケージデザインなどを行っています。
Web制作においてはWordPressを使った制作が得意です。
当コラムでは、Web制作・デザイン・ブランディングの事をコラムで書いてまいります。